自分はOmniFocusっていうToDo管理ツールで進捗やタスクを管理しています。
でも最近PivotalTrackerが便利で、これに乗り換えてみようかなって思っているので紹介したいと思います。
OmniFocusはタスクを階層構造に整理出来るのが便利で使っています。
「Omni」の名のつく通り、これはToDoアプリとして網羅的に機能を備えています。
しかし、そんなOmniFocusにも実は不満があります。
ToDoアプリは「終わったタスク」の扱いが悪い
上記の添付画像のように、開発しているアプリをバージョンごとにプロジェクト(フォルダ)として分けています。通常、終わったタスクは非表示になりますが僕は過去のタスクをよく参照するので常に表示設定にしています。そうすると、次にやるべきタスクを考えやすいんです。
しかしこれには落とし穴があって、ご覧のとおり過去のバージョンがずらーっと表示された状態になってしまっています。直近のタスクだけ表示してくれればいいのに、全部の終わったタスクが表示されているのが問題なのです。
ToDoアプリはアイデアのストックに向いていない
アイデアを書きためる用のプロジェクトを作っているんですが、これが使いづらい。
複数カラム表示ができないので、ドラッグして別のプロジェクトへの移動がやりづらいんですね。
あくまでToDoアプリは「やることリスト」であって「したいことリスト」には向いてないようです。
PivotalTrackerはToDoアプリのかゆいところに手が届く
前述のような悩みがPivotalTrackerなら解決できそうな感じがしています。
上画像のようにUIはいわゆるカンバン方式で、TrelloとかZenHubと似ています。
このサービスにおいてタスクはストーリーと呼ばれます。
「Icebox」にアイデアをとりあえずぶち込んでおくことが出来ます。
「Start」ボタンを押すと作業中に変わり、そのストーリーは「Current/Backlog」に移動します。分かりやすいですね!
工数ベースで管理できる
面白い特徴として、見積もり工数を三段階で表せられるという点が挙げられます。
これはまさにチームワーク用の機能で、例えば重いタスクは3点!とかってつけていくと、メンバーが抱えているタスク量がその数ではなく工数で分かるようになります。
タスクを種別で分けられる
また、上画像のようにストーリーの種類が選べます。
日本語で表記すると「機能」「バグ」「雑務」「リリース」ですね。
まさに開発用途に特化した機能で、直感的です。
直近の終わったタスクが見返しやすい
このサービスには「イテレーション」という概念があって、デフォルトでは1週間になっています。
このイテレーションごとに終わったタスクは「Done」欄へ移動するというわけです。
なのでOmniFocusのように終わったタスクが延々と増殖していかない仕組みになっています。
小タスクが設定できる
上画像のように、ストーリーには「TASKS」という欄があって、関連の小タスクが設定できます。
ここに「#3153169」みたいにストーリーIDを書くと、別のストーリーと関連付けることができたりします。
ただ問題は、小タスクにはコメントとかメモが書けない点ですね。
大まかなタスク管理はPivotalTrackerでよさそう
ざっくりとPivotalTrackerを紹介してきましたが、これも要は使い分けと組み合わせなんだと思います。
拙作アプリ「Inkdrop」にもタスク管理機能があるのですが、これは小タスク向けな気がします。例えば何かモジュールの使い方を把握するとか、環境構築するとか、やりながらメモが必要なタスクですね。
それに対してPivotalTrackerは大きなタスクの管理に向いていると思います。
プロジェクト全体をざっくりと俯瞰するのに適しているといえるでしょう。
- PivotalTracker
- https://www.pivotaltracker.com/
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ちなみにInkdropのタスクは公開設定なのでよかったら参考程度に見てみてください: