個人開発者にはカネもコネも時間も無い。
それでもアプリやサービスを作ったら出来るだけ多くの人に知ってもらう必要がある。
その手段の一つがブロガーによる拡散だろう。
自分は今海外向けアプリを作っているので、海外向けのPR戦略が必要になる。
そこでネットメディアについて詳しく書かれた下記の書籍を読んだ。
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この書籍で書かれていたことがなかなか参考になるので紹介する。
これは英語圏のネットメディアにかぎらず、日本でも通用することだと思った。
以下、引用欄は断りのない限り上記書籍からの抜粋とする。
ページビューへの渇望
Every decision a publisher makes is ruled by one dictum: traffic by any means.
当たり前だが、プロのブロガーは仕事で記事を書いている。
ブログで食うのに必要なのはただひとつだけだ。それはページビューだ。
これは趣味で記事を書いている人にも当てはまるだろう。
とにかく彼らは常にアクセスを渇望している。もっと人に読んで欲しい。もっともっと。
それが金を生むからだ。
アクセスを稼ぐためには、アクセスが稼げる記事をより多く投稿しなければならない。
彼らには差し迫った締切とノルマが厳しく課せられている。
彼らはページビューのためなら、時にはネタを仕入れるための手段を選ばず、中身の正誤など気にしないのだ。
ブログは慈善事業ではない
Blogs are not in the business of doing favors –even if all you’re asking is for them to print the truth.
前述の通り、ブロガーは常に狂ったようにページビューを追い求めている。
もしあなたが何か宣伝したいことがあるとして、率直にお願いすればブロガーはすんなりとあなたのプロダクトについて書いてくれるだろうか？
彼らは善意や人助けでブログをやっている訳ではない。
彼らは、ページビューを生まず議論も巻き起こさずシェアを喚起しないものには興味を示さない。
彼らには、わざわざあなたのプロダクトを調べて特徴を見出して面白い記事にまとめるだけの暇も善意も無い。
だから工夫が必要なのだ。
ブロガーが喜ぶものをタレこめ
GIVE THEM WHAT SPREADS, NOT WHAT’S GOOD
プレスリリースを書くなら、記事にそのままコピペして使えるように書くべきだ。
自分はGIGAZINEに拙作の映像作品を紹介してもらったことがある。
このネタをタレ込む時、事前に映像作品について詳細に説明したブログを書いて、そのURLを添付した。
この記事を良く見ると、ほとんどがブログ記事のコピペである。
もしタレ込む時に映像作品へのリンクと簡単な説明のみだったら載らなかっただろう。
つまり、「早い安い美味い」の三拍子をタレ込むネタに仕込むことが重要なのだ。
ネタに視点を加える
あなたのプロダクトを単に紹介するだけの記事にスクープ性はほとんど無いだろう。
だって誰もまだ知らないのだから。
だから仕立てあげるのだ。例えば：
- 議論が巻き起こっている世間の話題に引っ掛ける
- ヘッドラインにセンセーショナルな表現を組み入れる
- 話の中にビッグネームを絡める
- 話題になる証拠を添付する
工夫はいろいろ考えられる。
とにかく、自分がブロガーだったらどんなネタをもらうと嬉しいのかを考えることが重要だ。
自分を実験台にして、今後もいろいろ試して行きたい。
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