夢心地
花模様を描きながらため息をつく
目に映るのは煙模様
遠い地にいる君を眺める
甘い影を落とす夕日
白い白い煙模様
笑い声と共に落ちていく
ぐるぐる螺旋を描くように
煙模様は花模様に
綿埃が舞う夜空
君の笑顔はどこ
つまり夕日が暮れたから
甘い影を落とす夕日が消えたから
消えてしまった消えてしまった
はかない街
夢心地
常に夢心地
目に映るのは煙模様
遠い地にいる君を眺める
笑い声が聴きたくて耳を澄ます
聴こえるのは花模様
叫んでも消えない花模様
僕はここにいたんだ
確かにここに。