踊る犬.netブログ (旧)

GitHub上で有意義な議論をするには

タイトルはちょっと大げさだけど最近思ったことを書く。

アプリ作ってると使っているモジュールの問題を発見したりするので、たまにissue立てたりPull Request送ったりしてる。
たまに感謝されるし、rejectされることもある。

3日前に立てたissueは、remarkというMarkdownプロセッサに関するプラグインで、remark-reactというReactでレンダリングするためのもの。
Markdownの仕様(というか実装)ではテーブルのセルの右揃えとか中央揃えは、HTML attributeのalignを使うようになっている。
しかしHTML5ではこのalignはobsoleteであり、Reactではサポートされておらず無視されてしまうためうまくレンダリング出来ない。
この問題に関する議論がこちら:

解決案の相違

俺はinline styleでtext-alignを指定してくれればそれでいいんだけど、メンテナさんはclassを使う方がいい!って言ってはる。
モジュールの観点からすればハードコーディングを避けるのがベターなのは分かるけど、俺はとにかく方法は何でもいいからさっさと解決したい。
とりあえずどうすればこの問題を避けられるのかという提案が欲しかった。
結局自分で見つけたからいいんだけどね。
相手の興味は終始モジュールの汎用性だった。
俺はぶっちゃけそういうのはどうでもよかった。

ニーズの相違

こういう意見の噛み合わない問題は他のリポジトリでも割とちょくちょく見かける気がする。
モジュールのユーザと作者では都合が違うからだ。
とりあえず動かしたい人と、出来るだけベストな解決案を探ろうとする人では、ニーズが違う。

こういうのは相手の都合を鑑みつつ、うまく解決案を相手から引き出せれば双方にとってより有意義になるだろう。
メンテナとしては問題に気づけるし、ユーザとしては素早く解決できる。
だから、コミュ力が要求される。

難しいね。
でもニーズの相違があることを意識しておくだけでも違うはず。